■ つかいこなし:
セロハンテープのディスペンサーは、すでに多くの種類が出回っていながら、そのほとんどはテープを引き出し、ギザギザの刃にテープを当てて切る方式です。いままではこれしか無いのであまり気にしていなかったのですが、落ち着いて考えると、テープを切る作業には意外とコツが必要です。
テープの引き出し量に気をつかい、テープがしっかり刃に当たることを確認してから、適切な角度で押し下げて、初めてキレイにカットできるのです。この「3ステップ」、不器用な人にとってはかなりの負担になっているはずです。
また、正しい「3ステップ」を踏んだのに、刃先が粘着剤で汚れていてキレイにカットできず、テープにツメ跡がつきながら手前にのびてしまう悔しい思いをすることもしばしばです。
本製品は写真をご覧のとおり、ハンドルを回だけで、キレイにカットされたテープが次々に出てまいります。つまり、テープの引き出し量、刃への当たり具合など一切考えずに他の作業に集中ができます。
当店では1年ほど前に本製品を導入。毎日の梱包作業で活躍し、一度のトラブルもありませんでした。
本体内部には、通常のテープカッターと同様のギザギザ刃が4枚セットされているのですが、テープの背中側、つまり粘着剤の無い面に刃を当てているので、刃を清掃する機会はめったにありません。(当店の場合、毎日使って1年で1回、しかも清掃を試すために実施したのみでした。)
テープを装填するだけ、ほぼメンテナンス・フリーなのもありがたいところです。
メーカーではウィンドミル・テープディスペンサーをすでに第三世代機まで開発しており、本機は第一世代機になります。第二・第三世代機は家庭向けに色やカタチをソフトにしたものですが、なぜかお子様向け色彩になってしまい、私の好みではありませんでした。第一世代機はカタチこそ武骨ではありますが、操作性や色彩等、お仕事にベストと考えています。
本体にセットするテープの幅について、当店では18mm幅を使用中。
最大幅は38mmまでで、これは例えば、12mm幅を3本同時に装着することを想定しています。
本数をふやすと1回のハンドル操作で多くのテープがカットされるわけです。
けれどもハンドルが重くなるので、個人的には1本がベスト。せいぜい2本までと思います。
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